捻挫、打撲、骨折、脱臼などの処置を手技で行う柔道整復師。接骨院・整骨院はもちろんのこと、スポーツ分野でもトレーナーとしてスポーツ選手のコンディショニング調整や怪我から競技復帰のサポートなどを行います。また、特別養護老人ホームやデイサービスセンターなどで、介護施設利用者が日常生活を営むための機能維持・改善を手助けする機能訓練指導員としても必要とされています。将来的に独立開業も可能な資格です。
国が認める医療専門職として、ますます高い関心が寄せられています。
病院勤務、接骨院・整骨院のスタッフとして勤務するだけでなく、実務経験を積むことで独立開業も可能。また、スポーツ分野でのトレーナーや介護や福祉の分野で機能訓練指導員※としても活躍できます。
地震・台風などの災害時にライフラインが途絶え、医療機器が使用できない場面でも、普段から画像検査機器を用いずに施術をしている柔道整復師だからこそ活躍ができます。
5年間の経験を積めばケアマネージャー（介護支援専門員）も目指せる！
身体の痛みに対して、手術をせずにその痛みを軽減するスペシャリスト。骨折や脱臼、軟部組織の損傷に対して、手術をしない療法で整復・固定を行うため、接骨院や医療機関で活躍するのはもちろんですが、手術ができない方に対する治療や機能回復などの役割も担っています。また、スポーツ選手に帯同するトレーナーなどでも資格が強みになります。
少人数の対話型・参加型の講義を実践しており、グループディスカッションなども数多く行い、臨床で必要となる問題解決能力を養います。直接人の身体に触れ、施術を行うリアルな肌感覚を習得します。
近年は肩こりや腰痛など慢性的な症状に対した施術、ダイエットのサポートなどの自由診療を取り入れる院も増えてきています。
介護施設利用者に対して、日常生活を営むために必要な機能改善や能力維持のための訓練を行います。
筋肉や骨について知識と技術を持つ柔道整復師はスポーツ選手をサポートする重要な人材として活躍しています。
柔道整復師は「独立開業権」を持った国家資格です。
リアルな現場で本当に必要な知識や技術を学べます
独立開業し、現在も臨床で活躍する経験豊富な教員が資格取得後も活かせる知識や技術を指導します実際のスポーツ現場でのスキルアップ
将来、スポーツの現場で働きたい学生のためにスポーツ大会や地域の団体でのトレーナー活動の場を積極的に広げていきます。日本柔道整復接骨医学会全国大会へ参加
本科では医療研究を通して研究デザインを知り、医学会に身を置くことで新しい知識を得る方法を学びます。| 時間割例(1年次 ) | MON | TUE | WED | THU | FRI | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 9:00-10:30 | 柔道整復学1 | 運動学1 | 柔道整復学2 | 柔道整復学3 | 基礎包帯学 |
| 2 | 10:40ｰ12:10 | 生理学1 | 解剖学1 | 外国語 | 柔道整復実技2 | 関係法規1 |
| 昼休み | ||||||
| 3 | 12:40ｰ14:10 | 生理学2 | 柔道整復実技1 | 臨床医学総論1 | 自然科学1 | 解剖学2 |
| 4 | 14:20ｰ15:50 | 解剖学3 | 公衆衛生学1 | |||
1年次では、基礎を身につけるための授業を行います。解剖生理学を中心とした基礎医学を学び、柔道整復師としての基礎を身に着けます。
| 基礎分野 | 人文科学／社会科学／英語／自然科学 |
|---|---|
| 専門基礎分野 | 解剖学／生理学／運動学／臨床医学総論／外科学概論／医療概論／医学史／関係法規 |
| 専門分野 | 基礎柔道整復学／臨床柔道整復学／柔道整復実技基礎／柔道整復実技応用 |
2年次では、学生１人ひとりが確実に実技を行います。１年次に身に着けた基礎をより臨床に近づけるため、臨床実習を通じて柔道整復師として必要な知識・技術の応用を学びます。
| 専門基礎分野 | 解剖学／生理学／運動学／病理学概論／臨床医学総論／臨床医学各論／リハビリテーション医学／整形外科学 |
|---|---|
| 専門分野 | 基礎柔道整復学／臨床柔道整復学／柔道整復実技応用 |
3年次では、資格取得に向けて、より一層の技術向上を目指します。国家試験対策として模試の結果をもとに分析を行い、補修や個別指導などを行います。
| 専門基礎分野 | 生理学／関係法規／衛生学／公衆衛生学 |
|---|---|
| 専門分野 | 基礎柔道整復学／臨床柔道整復学／柔道整復実技応用／臨床実習 |
高校はサッカーに熱中していましたが、ケガも多く整骨院に通っていました。そこで柔道整復師という仕事を知り、この資格を目指すきっかけになりました。将来はスポーツトレーナーとしてサッカーチームに所属し、医療スペシャリストとしてスポーツに携わる仕事をしたいと思います。
佐賀東高校卒業（佐賀県）
前職では事務関係の仕事をしていましたが、女性でも自分の知識と技術で一生働くことのできる仕事をしたい、また人と接する仕事に興味があったこともあり、柔道整復師の道を選びました。先生方の熱心な指導やクラスメイトと励まし合い、充実した学生生活を送ることができました。常に相手の立場に立ち、体だけでなく、心も癒せる柔道整復師になりたいと思います。
柔道整復師科5期生・H28年卒業
鍼灸師科14期生 Ｈ31年卒業
徳田整骨院 勤務（小郡市）
