歯科衛生士の仕事は、患者様に対して、歯科の予防処置、保健指導、診療補助などの歯科医療業務を行う専門職です。
本学では3年間の就学期間で、これらの専門知識・技術を系統立てて学生の皆さんへ教育していくことにより、歯科医療の専門職である歯科衛生士の育成を行っております。
「歯科衛生士」を目指して勉学に励む学生の皆様に在学期間、歯科医院からの奨学金を受け取ることができる「歯科衛生士奨学金制度」を設けています。卒業後、奨学金支給歯科医院において引き続き契約年数勤務する事により返還義務が免除されます。
現状の歯科医師の数に対して、必要とされる歯科衛生士の数は約6万人~8万人不足しています。
その不足分を担っているのが国家資格の存在しない歯科助手です。しかし、国家資格がなく養成機関毎に独自のカリキュラムで育成した歯科助手の出来る業務の範囲は限定的で、正しい歯科医療の知識を身に着けた歯科衛生士の育成は、歯科医療全体の課題となっています。
歯は臓器とする考え方があるくらい、現代の医療現場では、口腔衛生の重要性が高まっています。例えば歯科医療の対象である歯周病は糖尿病や心臓病を初めとした各種疾患の原因としても注目されています。その中で年々、歯科医とともに歯科医療を支える歯科衛生士の重要性は高まっています。歯科医院はもちろん介護施設などの福祉施設など、場所を選ばず活躍できることが歯科衛生士の最大の魅力と言えます。
九州医療専門学校の歯科衛生士科では、医療系の専門科を多数用意しているという学校の特長を活かし、専門分野はもちろん、他学科との交流授業を通して幅広い視点を持つ人材の育成を行っております。
また大学病院とも連携し、高度な病院実習を行うことが出来る上、歯科衛生士指導に実績のある教員が高い水準での国家試験合格率を実現しています。
令和4年3月末実績
全国平均(令和2年)94.3%
令和4年3月末実績
日本を代表する研究者、赤峰昭文学園長(元九州大学歯学部長)による講義受講や、1年時から各科目ごとの強化、2年時後半からは模擬試験を実施するなど、国家試験の合格サポートも充実しています。
九州大学や久留米大学で「解剖学受講」や「臨床研修」など、学外の大学研究者や学生と一緒に、「解剖学受講」や「臨床研修」の学外実習をカリキュラムに取り入れています。