精神科医療機関や地域生活を支える施設を利用されている精神に障害のある方やそのご家族、日常生活や社会生活に支障のある方に対して、問題の解決や社会参加に向けた相談や助言を行う精神保健福祉士のコースです。
これからは精神に障害を持たれている方の支援だけでなく、私たち全体の精神的健康を守り増進させる役割も求められ、その存在が重要視されてきています。
精神保健福祉士通信学科には、9か月の「短期養成課程」と1年6か月在籍する「一般養成課程」の2つのコースがあります。これまで福祉系の大学や短大で基礎科目を履修された方や社会福祉士の方は、より短い期間の「短期養成課程」で、精神保健福祉士の資格取得が可能です。
第一線で活躍する優れた講師陣がレポート添削、スクーリング(面接授業)を実施しています。精神保健福祉援助実習では、まず精神障害者やご家族への理解を深め、精神保健福祉士の業務や役割を学び、専門職にふさわしい視点を身につけます。
社会福祉士通信学科との併学によって、「精神保健福祉士」と「社会福祉士」のWライセンス取得が可能です。さらに本学独自の制度によって学費負担が軽減されるなど、経済面でのサポートも充実しています。
精神保健福祉士の役割の広がりとともに、様々な分野や支援機関でその知識が求められています。
現在、様々な職域の人が学び、精神保健福祉士の資格取得を目指しています。
入学した年の6月から、毎月2~3本ずつレポートを提出します。基本的にはテキスト等を使用しながらの自己学習ですが、難しいと感じる課題や疑問点については担任が個別に対応いたしますので、一つひとつ解決しながら学習を進めていくことが出来ます。
自宅での自己学習が主である通信教育において、スクーリングは他の受講生や講師等と直接会って話をすることの出来る貴重な機会です。限られた時間ではありますが、精神保健福祉の第一線で活躍している講師陣より、充実した内容の講義を受けることが出来ます。
医療機関と地域の事業所という2か所への実習を通して、精神保健福祉士の業務内容や役割への理解を深めることが目的です。机上の学習では学べないことを学ぶことができ、また、精神保健福祉士の実際の業務を間近で見ることの出来る唯一の機会です。医療や福祉の現場に触れたことがないことなどから、実習に不安があるという方も少なからずおられますが、実習前の学習及び実習先の調整~実習後まで担任が個別に対応いたします。実習中には担当教員が実習先を訪問し、実習生が1つでも多くのことを学べるよう、また、安心して実習に取り組むことが出来るようフォローします。
精神保健福祉士国家試験の特徴は出題される範囲が非常に広いことです。この試験に合格するための鍵となるのは、国家試験の出題傾向を踏まえた学習の積み重ねです。本学科では、受験を控えている受講生へのサポートとして、オンライン形式での学習会を開催しております。自己学習だけでは行き詰まってしまいがちな試験勉強ですが、定期的に学習会に参加することでモチベーションを保つことが出来ます。また、受験対策の資料等を随時発送しております。